コワーキングスペースとカフェの違いは?メリット・デメリットから仕事のしやすさを比較

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コワーキングスペースやカフェは、多くの方の仕事場として活用されています。リモートワークや副業を始めたことで、自宅や会社以外にも、自分に合った仕事場所を見つけたいと考える方もいるのではないでしょうか。今回の記事では、コワーキングスペースとカフェの違いを比較しながら、それぞれのメリットとデメリットをご紹介します。

  1. コワーキングスペースとカフェではどちらの方が仕事しやすいのか
  2. コワーキングスペースとカフェのメリット・デメリットを比較
  3. コワーキングスペースとカフェの違いを理解して仕事場所を選ぼう

コワーキングスペースとカフェではどちらの方が仕事しやすいのか

近年、リモートワークが急速に普及し、オフィスへ出社せずに働ける企業や職種も増えています。それに伴い、自宅やオフィス以外の仕事場所として「コワーキングスペース」や「カフェ」の利用を検討する人もいるのではないでしょうか。しかし、コワーキングスペースを利用したことがない人にとっては、どちらも同じような施設に感じ、カフェで仕事をするのとどちらが働きやすいのか気になることもあるかもしれません。

実際に、コワーキングスペースとカフェではどのような違いがあるのでしょうか。仕事のしやすさから比較してみましょう。

コワーキングスペースとカフェのメリット・デメリットを比較

コワーキングスペースとカフェでは、設備やサービス面の違いが働きやすさにも関係しています。それぞれの違いを表にまとめてみました。

コワーキングスペースカフェ
WiFi・電源常時利用可店舗によって可否あり
長居のしやすさしやすい店舗環境によって異なる
店舗数少ない多い
料金定額(月額/時間)注文内容による
電話やビデオ会議のしやすさしやすい店舗環境によって異なる


コワーキングスペースは、仕事をすることを前提としているため、オフィスのように仕事をする上での環境が整っているのに対し、カフェは店舗やその日の状況によって働きやすさが変動します。ここからは、それぞれのメリットとデメリットをご紹介します。

カフェのメリット・デメリット

カフェは気軽に入店でき、利用しやすいイメージがありますが、仕事をする上ではどのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。

メリット① 料金が安い

カフェの利用料金は、注文したメニューの料金です。そのため、短時間滞在して働く場合は、コーヒーなどの飲み物1杯分の料金で利用することもでき、隙間時間を有効に使いたい人にとっては、大きなメリットと言えるでしょう。ただし、利用のたびに食事を注文すると、1カ月当たりの利用料金が高くなる可能性もあります。

メリット② 店舗数が多い

カフェはチェーン店も多いため、コワーキングスペースと比較して店舗数が多いのが特徴です。そのため、移動先や移動中でも仕事場所を見つけやすく、時間をかけずに仕事を開始することもできるでしょう。

また、自宅や自分が拠点とする場所の周辺に多くのカフェがある場合は、日によって仕事場所を変えることも可能です。その日の気分や天候、次の予定などに合わせて仕事場所を選ぶこともできるでしょう。(周辺にコワーキングスペースが多くある場所も同様のメリットがあります)

デメリット① 長時間いることが難しい

仕事中にカフェの店内が混雑してくると、長時間いることを悪いと感じ、仕事中でも「そろそろお店を出ようかな」と考える人もいるのではないでしょうか。また、周囲の会話が気になり、仕事に集中できないなど、カフェだと長時間仕事がしにくいと感じる人もいるでしょう。カフェを利用するときは、短時間で終わる業務を選択をしたり、切り上げる時間を決めたりするなど、仕事をする目安時間を決めるとよさそうです。

デメリット② 電話やビデオチャットがしにくい

仕事で電話やビデオチャットを使用する場合、カフェでは周囲のお客さんへの迷惑とならないよう、声のボリュームに気を遣う必要があります。また、会社や取引先などの情報漏れにつながる会話はできないため、電話やビデオチャットを使った仕事は、やりにくいと感じる人もいるでしょう。カフェで仕事をするときは、会議のない日を選んだり、事前に自分がカフェにいることを関係者に伝えたりする必要があるかもしれません。

コワーキングスペースのメリット・デメリット

仕事をすることを前提としたコワーキングスペースには、どのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。

メリット① 長時間利用しても気にならない

コワーキングスペースは「仕事場」として提供されているため、1日中仕事をすることも可能です。カフェのように、周りの状況に気をつかって退店する必要もないため、時間を気にせず、仕事に取り組めることがメリットと言えるでしょう。

また、多くのコワーキングスペースでは「月額制」や「時間制」で料金が設定されています。数時間だけ利用したい場合や、朝から夕方まで利用したい場合など、仕事のペースに合わせた利用も可能です。

メリット② 仕事で必要なインフラ・備品が揃っている

仕事環境が整っていることもコワーキングスペースのメリットです。Wi-Fiや電源、コピー機など、仕事をするのに必要なインフラや備品が充実しているため、カフェでありがちな「突然Wi-Fiが繋がらなくなる」「パソコンの充電がなくなりそう」といったストレスを感じることもありません。また、フリードリンクを設置しているコワーキングスペースも多くあります。充実した設備と環境整備は、働きやすさを決めるときのポイントにもなるでしょう。

メリット③ 仕事に集中しやすい

コワーキングスペースは、基本的に仕事をしている人の利用が多いため、自然と仕事に集中しやすい環境が作られます。一方、カフェは仕事以外にも会話や読書など、人によって用途はさまざまです。そのため、周囲の状況によっては仕事への集中力が続かないこともあるでしょう。

また、コワーキングスペースのなかには、個別の固定席や会議室が設けられている施設もあります。他の利用者に聞かれたくないWeb会議があるときなども、周囲を気にすることなく仕事ができるでしょう。

デメリット① 場所によってルールや特徴が異なる

コワーキングスペースは、運営する会社ごとに利用条件が決められています。場所によって、ルールや使用方法が異なるため、どこでも同じ使い方ができるとは限りません。例えば、1人分の作業スペースが狭いなど、実際に足を運ばないとわからないこともあるため、利用前には下見をすることも検討しましょう。

デメリット② 店舗数が少なくすぐに見つからない場合がある

コワーキングスペースはカフェほど数が多くないため、利用したいと思ってもすぐに見つけられないこともあります。日常的にコワーキングスペースを利用する場合は、自宅からの距離や、利用頻度が高い駅の周辺で探すなど、移動時間も考慮して探すとよいでしょう。

コワーキングスペースとカフェの違いを理解して仕事場所を選ぼう

今回は、コワーキングスペースとカフェで仕事をするメリットやデメリットについてご紹介しました。コワーキングスペースは、時間を気にせず仕事に集中したいときや、ビデオチャットを使った打ち合わせや会議の際に使いやすい仕事場所です。また、短時間の仕事や空き時間などを使って仕事をする場合は、カフェを利用するのもよいかもしれません。仕事内容や利用頻度をはじめ、コワーキングスペースとカフェそれぞれの違いを理解して、自分が利用しやすい仕事場所を選びましょう。