テレワークで使える部屋がない。仕事スペースを整える工夫とテレワークができる場所を解説

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テレワークに適したワークスペースって?

テレワークをするにあたって、自宅には書斎のような部屋がないため、どこで仕事をしようか悩む場合もあるのではないでしょうか。また、自宅だとオンオフの切り替えが難しいため「作業に集中しづらく効率が落ちてしまう」という人もいるかもしれません。本記事では、テレワークや在宅勤務をする際の工夫と、テレワークができる代表的な場所ごとのメリット・デメリットをご紹介します。ぜひ仕事スペースを選ぶときの参考にしてみてください。

  1. 解決策① 自宅に仕事スペースをつくる
  2. 解決策② コワーキングスペースを利用する
  3. 解決策③ カフェなどの飲食店を利用する
  4. 解決策④ ホテルの部屋を仕事スペースとして活用する
  5. 解決策⑤ カラオケを仕事スペースとして活用する
  6. 部屋がなくても快適なテレワークを実現させよう

解決策① 自宅に仕事スペースをつくる

自宅に書斎などの仕事部屋がない場合、リビングの一角に仕事用のデスクスペースを作ることや、個室のような仕切りがついたワークブースをデスクに設置することで、集中できる仕事環境をつくることができます。ここでは、自宅に仕事スペースを作ることのメリット・デメリットをご紹介します。

メリット

自宅をテレワークの仕事スペースとして使用することは、これまで通勤に使っていた時間を有効活用できる点がメリットと言えるでしょう。また、自宅なら自分の好きな音楽をかけながら作業ができるなど、自分に合った仕事環境を整えることができます。

デメリット

一方、自宅でのテレワークはリラックスしすぎてしまい、仕事のモチベーションを保ちづらい場合もあります。他の家族のことや残っている家事が気になってしまうなど、オンオフの切り替えがうまくいかず、プライベートとの境目があいまいになってしまうこともあるかもしれません。

解決策② コワーキングスペースを利用する

コワーキングスペースとは、さまざまな職種、所属の人たちが空間を共有しながら仕事を行う施設で、図書館やカフェのようなオープンスペースを複数の利用者が使用する場所です。インターネット接続環境も整っているため、自分で環境を整備せずテレワークを始めることができます。コワーキングスペースについては下記の記事でご紹介していますので、参考にしてみてください。

(参考:「コワーキングスペースとは?意味やシェアオフィスとの違い、基本的な機能を紹介」

メリット

コワーキングスペースは、時間単位で利用できる「ドロップイン」と呼ばれるプランや、午前中限定プラン、終日使い放題プランなどの「月額プラン」があります。そのため、利用者それぞれの状況に合ったプランを選び、テレワークができる点がメリットと言えます。また、インターネット環境や仕事に必要なデスクや椅子などの備品も揃っているため、テレワーク用のオフィスを借りるよりも、初期費用を抑えてリーズナブルに利用することができます。

デメリット

コワーキングスペースは基本的にオープンスペースのため、他の利用者と空間を共有して仕事をします。そのため、他の人の会話が聞こえると仕事に集中しづらいと感じる人もいるかもしれません。また、来客や商談の際には別途個室を借りるなどの対応が必要となります。

解決策③ カフェなどの飲食店を利用する

カフェやファミレスなどの飲食店でPCを広げて仕事をしている人を見たことがあるかもしれません。カフェなどの飲食店でのテレワークはどんなメリット・デメリットがあるのでしょうか。

カフェで仕事をする様子

メリット

カフェやファミレスなどは店舗数が多く、比較的どのエリアでも見つけやすい点がメリットです。カフェにはさまざまなチェーン店や喫茶店など店舗の種類も多いため、自分好みのカフェを見つけて、テレワークをすることができるかもしれません。また、飲み物を頼むだけで席を使用することができるため、比較的安価に仕事スペースを確保することができます。

デメリット

さまざまな人が利用するカフェでのテレワークは、セキュリティ面のリスクが高くなってしまいます。電話やweb会議をしている声が周りに聞こえてしまうことや、ビジネスユースではないフリーWi-Fiを使用することで、情報漏洩の心配があると感じる人もいるかもしれません。また、店内が混みあう時間帯は長時間の利用がしにくい場合もあります。

解決策④ ホテルの部屋を仕事スペースとして活用する

ホテルの部屋を仕事スペースとして使うという選択肢もあります。テレワーク用の日帰りプランから宿泊プランまで、テレワークをする人向けのさまざまなプランを提供しているホテルもあるので、そういったプランを利用してみるのもよいでしょう。

メリット

ホテルを仕事スペースとして使うメリットは、長期滞在ができることです。まとまった時間滞在し、個室のデスクで集中して作業を行うことができます。また、食事をルームサービスで頼んで仕事をすることや、休憩時間に温泉に入ってリフレッシュするなど、自分のペースでオンオフの切り替えをすることができます。

デメリット

一方、デメリットにはホテルの部屋を仕事スペースとして活用すると、利用するごとに滞在費用がかかってしまうことが挙げられます。また、こもりきりで仕事をしてしまうことで、働きすぎてしまうということも考えられます。適度に部屋を出て、リフレッシュする時間を持つことも必要でしょう。

解決策⑤ カラオケを仕事スペースとして活用する

カラオケ店の個室を仕事スペースとして提供するサービスも増えており、チェーン店などではテレワークプランを導入しているところもあるようです。

メリット

カラオケ店は駅から近い立地のところも多く、アクセスしやすいというメリットがあります。また、個室のため電話やweb会議の際も話し声や周囲への音漏れを気にすることなく利用することができそうです。

デメリット

カラオケ店の利用客すべてが仕事スペースとして利用をしていないこともあり、歌う声や物音が気になることがあるかもしれません。また、カラオケ店の個室は低いテーブルやソファーを設置していることが多いため、仕事用デスクとしては作業しづらいという面もあります。

部屋がなくても快適なテレワークを実現させよう

自宅にテレワークで使える部屋がない場合、まずはワークブースを作るなどの工夫をして、仕事スペースの環境を整えてみましょう。その他、なかなか集中できないといった場合には、インターネット環境の整ったコワーキングスペースを利用したり、仕事に集中しやすいカフェなどを探してみるのもよさそうです。自分に合った仕事スペースを見つけ、快適なテレワーク生活を実現させましょう。