ドロップインの意味とは?コワーキングスペースを時間単位で利用するメリット・デメリット

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コワーキングスペースのドロップイン利用とは

コワーキングスペースを利用する際の「ドロップイン」とは、どのような意味なのでしょうか。本記事では、コワーキングスペースのドロップインについて、月額会員との違いやメリット・デメリット、またドロップインでの利用が向いている人についてご紹介します。

  1. コワーキングスペースの「ドロップイン」の意味
  2. コワーキングスペースの料金プラン
  3. ドロップインのメリット
  4. ドロップインのデメリット
  5. ドロップインが向いている人
  6. ドロップインが向いていない人(月額会員が向いている人)
  7. 用途に合わせてドロップインを活用してみよう

コワーキングスペースの「ドロップイン」の意味

ドロップインとは、日本語に訳すと「ちょっと立ち寄る」という意味があります。コワーキングスペースにおけるドロップインとは、利用する際の料金体系の一つで、1日または時間単位で利用することを意味します。

コワーキングスペースの料金プラン

コワーキングスペースの料金プランには、大きく分けて「ドロップイン」と「月額会員」の2種類が設定されていることが多いです。ここでは、それぞれの特徴について説明します。

ドロップイン

ドロップインとは、コワーキングスペースを利用する際、月ごとに契約するのではなく、利用するごとに料金を支払う仕組みです。一般的には「1時間●●円」や「1日●●円」といった料金設定がされており、1回のみの利用だけでなく、同じコワーキングスペースを複数回利用する際にも使えます。

月額会員

1カ月当たりの定額料金を支払い、コワーキングスペースを利用するのが「月額会員」です。ただし、月額会員であっても無制限に利用できるとは限らず、施設ごとに利用する際の条件やルールが設定されていることもあります。例えば、プランによって平日のみまたは土日祝日のみ利用できる場合や、月の利用回数に上限がある場合もあるでしょう。

ドロップインのメリット

コワーキングスペースをドロップインで利用することで、どのようなメリットがあるのでしょうか。

当日利用ができる

ドロップインは、コワーキングスペースを使いたいときに気軽に利用できるのが最大のメリットです。事前に契約しておく必要がないため、「使いたい」と思い立った当日でも、コワーキングスペースを利用することができます。また、必要なときに必要な時間だけ利用できるため、一時的に作業環境を確保したいときなども効率的に利用できるでしょう。

出張や帰省、旅行先でも利用できる

自宅や職場から離れた場所にいるときでも、ドロップインならその地域にあるコワーキングスペースを手軽に利用できます。旅先や出張、帰省先など、場所を選ばず仕事や作業の拠点を持つことができるでしょう。

月額会員になる前の「お試し利用」が可能

ドロップインは、コワーキングスペースを定期契約する際の、お試し利用という使い方もできます。コワーキングスペースを仕事の拠点にしたいと思ったとき、初めて利用する際は、どのような施設がよいのか迷ってしまうこともあるでしょう。そのような場合は、まずはドロップインでいくつかのコワーキングスペースを利用し、特徴や使い勝手を比較検討した上で、実際に拠点とするコワーキングスペースを決めるのもよさそうです。

ドロップインのデメリット

多くのメリットがある一方で、月額会員と比べるとデメリットと感じることもあるようです。ここでは、ドロップイン利用のデメリットをご紹介します。

月額会員に比べて割高になることも

利用毎に料金を支払うドロップインは、コワーキングスペースを利用する回数や利用時間によっては、月額会員料金より割高になる可能性もあります。コワーキングスペースを仕事場所として毎日利用するのであれば、利用料金を比較し、どちらの方が低コストになるかを確認するとよいでしょう。

月額会員限定サービスが受けられない

コワーキングスペースによっては、レンタルスペースの割引きやイベントの開催、仕事の紹介といった月額会員限定のサービスを実施しているところもあります。ドロップイン利用では、これらのサービスが受けられないこともデメリットと言えるでしょう。

席が埋まっていると利用できない

人気のあるコワーキングスペースなどは、既に席が埋まってしまっていて、ドロップインしようと思ったタイミングでは利用できないこともあるかもしれません。コワーキングスペースによっては、月額契約をすると固定席が確保されるプランを設定しているところもあるようです。確実に席を確保したいのであれば、料金プランとサービス内容を確認してみるとよいでしょう。

ドロップインが向いている人

では、コワーキングスペースをドロップインで利用するのが向いているのは、どのような人なのでしょうか。前述したメリット・デメリットを踏まえてご紹介します。

コワーキングスペースの利用が不定期な人

常にコワーキングスペースを使う必要がない人にはドロップイン利用がおすすめです。例えば、自宅や会社などを仕事のメインすでに拠点としているなど、1日の利用時間が少ないだけでなく、利用するタイミングが不確定な人などにも向いているでしょう。

状況や気分によっていろいろな場所で作業をしたい人

その日の気分によって作業スペースを変えたい人なども、ドロップインが向いています。同じ場所で仕事をするより、仕事内容や状況によって環境を変えたいといった人にもおすすめです。

ドロップインが向いていない人(月額会員が向いている人)

一方で、コワーキングスペースを、月額会員で利用するのが向いている人とは、どのような人なのでしょうか。

一定のコストで作業拠点を確保したい人

コワーキングスペースを作業や仕事の拠点として、一定のコストで安定的に確保したい人には月額会員が向いています。ドロップインでの利用する場合、月の利用状況によってかかるコストが変動しやすいためです。月によって仕事量が増減しやすい場合は、ドロップインで利用すると思ったよりコストが割高になることも考えられます。

毎回同じ場所や環境での作業を好む人

日々の流れが比較的ルーティーン化されている人などは、同じ場所と環境下で作業をする方が効率的な場合もあるでしょう。その場合は月額会員の契約をし、一か所のコワーキングスペースを利用するのがおすすめです。また、一つのコミュニティとのつながりを深めたい人にとっても、向いているかもしれません。

用途に合わせてドロップインを活用してみよう

コワーキングスペースには「ドロップイン」と「月額会員」といった料金プランがあり、利用者の使い方によって自由に選ぶことができます。それぞれメリット・デメリットが異なるため、各コワーキングスペースの料金やサービス、設備などを比較しながら検討すると、より目的に合った使い方ができるでしょう。まずは、気軽に利用できるドロップインのメリットを活用し、自分に合ったコワーキングスペースを探してみてはいかがでしょうか。